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肩関節脱臼の症状について　　　　　　　　　

 

肩関節脱臼（けんかんせつだっきゅう）は、腕の骨（上腕骨）の骨頭が肩甲骨の関節窩（かんせつか）から外れる状態です。肩関節は人体で最も可動域が広い関節ですが、その分脱臼しやすい特徴があります。スポーツや転倒、交通事故などで強い外力が加わると、脱臼が発生します。強い痛みと肩の変形を伴うため、早急な整復と適切なリハビリが必要です。

肩関節脱臼の主な症状　　　　　　　　　　　

1. 肩の激しい痛みと腫れ

• 受傷直後から強い痛みが走る
• 肩周囲に腫れや熱感が生じる
• 脱臼による神経圧迫で、腕のしびれや感覚異常を伴うこともある

2. 肩の変形（関節がずれる）

• 正常な肩の丸みがなくなり、脱臼した骨が浮き出て見える
• 前方脱臼では、肩の前側に骨の突出が見られる
• 後方脱臼では、肩の後ろ側にずれが生じる

3. 肩の可動域制限

• 肩を動かそうとしても動かない、または激痛が走る
• 腕を挙げる動作が困難になる
• 脱臼したまま放置すると、周囲の筋肉が硬直し、動かしにくくなる

4. 神経圧迫によるしびれや脱力感

• 腕や指先にしびれや感覚の鈍さが出る（神経が圧迫されるため）
• 脱臼が繰り返されると、肩の安定性が低下し、日常生活でも脱臼しやすくなる

肩関節脱臼の種類と特徴　　　　　　　　　　

✅ 前方脱臼（最も多い）

• 肩関節脱臼の約90%が前方脱臼
• 転倒時に手をついたり、腕を強くひねることで発生
• 肩の前側に骨の出っ張りが見える

✅ 後方脱臼（まれ）

• 肩に直接後方から強い衝撃が加わったときに発生
• 肩の後ろ側にずれが生じ、動かすと違和感がある

✅ 下方脱臼（極めてまれ）

• 腕を極端に上げた状態で強い力が加わると発生
• 腕が上がったままの状態で固定され、下ろせない

肩関節脱臼の原因　　　　　　　　　　　　　

• 転倒や衝突による外力（スポーツ・交通事故など）
• 肩の使い過ぎや過度な負担（野球・バレーボールなどのオーバーヘッド動作）
• 過去の脱臼による関節の不安定化（習慣性脱臼）

ごとう整骨院での対応　　　　　　　　　　　

ごとう整骨院では、整形外科と連携しながら、脱臼の整復経験多数のスタッフが以下の施術を行っています。

✅ 整復（脱臼した関節を元の位置に戻す）
✅ 筋肉のバランス調整（肩関節の安定性を向上）
✅ ラジオ波温熱療法（深部の筋肉を温め、血流を促進）
✅ リハビリ・運動療法（再発予防のための筋力トレーニング）
✅ セルフケア指導（ストレッチ・テーピングなど）

肩関節脱臼は、適切な整復とリハビリを行わないと、再発しやすくなり、慢性的な肩の不安定感を引き起こします。脱臼の経験がある方や、肩の違和感を感じる方は、早めにご相談ください。全身のバランスを整えながら、根本改善をサポートします。

 

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ごとう整骨院　院長

柔道整復師　後藤大