鎖骨骨折の症状について
鎖骨骨折(さこつこっせつ)は、肩や腕に強い衝撃が加わった際に発生しやすい骨折で、特に転倒や接触スポーツ、交通事故などで多く見られます。鎖骨は比較的折れやすい骨の一つであり、骨折すると腕の動きに支障をきたし、強い痛みを伴います。乳幼児や未就学児の場合、親が目を離した隙にソファなどからの落下で発生することもあります。さらに学童期は完全骨折以外にも骨が曲がる骨折(若木骨折)がしばしば起こるので注意が必要です。手首から肘を下から支え体を前傾させる姿勢が楽なため、このような姿勢をとっている場合や痛みを訴えている場合は様子を見るという選択をせず、すぐに受診することをおすすめします。
鎖骨骨折の主な症状
1. 鎖骨周辺の激しい痛み
2. 鎖骨の腫れや変形
3. 内出血(皮下出血)の出現
4. 腕や肩の可動域制限
5. 異常な動き(異常可動性)
6. 肩の下垂(肩が下がる)
7. 神経や血管の圧迫症状(まれ)
鎖骨骨折の主な原因
✅ 転倒による衝撃
- 自転車やバイクでの転倒
- スノーボードやスキーでの転倒
- 歩行中の転倒で手をついた際の衝撃が鎖骨に伝わる
✅ スポーツによる負傷
- ラグビー、アメリカンフットボール、柔道などのコンタクトスポーツ
- サッカーやバスケットボールで相手と衝突した際の衝撃
- 野球やテニスなどでの繰り返しの負担による疲労骨折
✅ 交通事故
- バイクや自転車での転倒時に肩から強く地面にぶつかる
- シートベルトによる圧迫で骨折することも
✅ 直達外力(直接的な強い衝撃)
- 肩や鎖骨に直接物がぶつかることで発生
- 重量物が鎖骨に落下した場合も骨折のリスクが高い
ごとう整骨院での対応
鎖骨骨折は、整形外科と連携しながら、適切な固定やリハビリを行うことが重要です。
✅ 整復(骨の位置を正しく戻す)
- 骨折のずれが軽度の場合、徒手整復で適切な位置に戻す
- 整復後は固定を行い、適切な回復を促す
✅ 固定療法(バンド固定・三角巾など)
- 鎖骨専用のバンドや三角巾で肩の安定性を確保
- 必要に応じてテーピングを施し、動かないようにサポート
✅ ラジオ波温熱療法
- 骨折後の回復を早めるために、温熱療法で血流を促進
- 慢性的な痛みがある場合に特に有効
✅ リハビリ・可動域訓練
- 固定解除後は、肩や腕の動きを少しずつ回復させるための運動を指導
- 筋力低下を防ぐためのトレーニングも併せて実施
✅ 全身のバランス調整
- 肩や腕だけでなく、全身の筋肉のバランスを調整し、再発を予防
- 猫背や巻き肩がある場合、姿勢矯正も含めてアプローチ
まとめ
鎖骨骨折は、日常生活やスポーツ時に発生しやすい骨折の一つです。適切な治療とリハビリを行うことで、スムーズな回復が可能になります。ごとう整骨院では、整形外科と連携しながら、患者様の症状に合わせた施術を行い、早期回復をサポートしています。
鎖骨の痛みや違和感を感じたら、早めにご相談ください。
当日予約はお電話(0227398139)によるお問い合わせにご協力ください。
ごとう整骨院 院長
柔道整復師 後藤大