INSURANCE-MEDICAL-TREATMENT2025.2.8

スミス骨折|ごとう整骨院 仙台市泉区 保険治療 交通事故治療 整体 予約

スミス骨折(橈骨遠位端骨折・掌側転位型)の症状と注意点

 

🔹 スミス骨折とは?             

スミス骨折(Smith骨折)は、手首(橈骨遠位端)が手のひら側(掌側)にずれる骨折を指します。これはコーレス骨折(手の甲側への変形)とは逆の方向に変位する骨折であり、比較的まれなタイプです。

この骨折は、転倒時に手の甲を下にして地面に強く衝突することで発生することが多く、手首の強い痛みや腫れ、変形を伴うのが特徴です。整復後も手首の可動域制限や神経障害が後遺症として残ることがあるため、適切な治療とリハビリが重要になります。

🔸 スミス骨折の主な原因           

転倒時に手の甲を下にして着地した際の衝撃
スポーツや交通事故などで手首を強く打った場合
高齢者や骨粗しょう症の方の骨の脆弱化による骨折
手首を強く捻ったり、強い力がかかった場合

🔹 スミス骨折の症状(詳細)         

1️⃣ 強い痛みと腫れ

  • 手首周囲に激しい痛みが出現し、すぐに腫れる
  • 骨折した部位に熱感があり、動かすと強い痛みを伴う

2️⃣ 手のひら側への変形(ガーデンスペード変形)

  • 手首が手のひら側に折れ曲がるため、スコップ(ガーデンスペード)の形のような変形を呈する
  • 変形が目に見えて分かる場合は、骨がずれている可能性が高い

3️⃣ 手指のしびれや感覚異常(正中神経障害)

  • 骨折の影響で手首を通る正中神経が圧迫されることがある
  • 親指~薬指の半分にかけてしびれや感覚の鈍さが現れることもある
  • 進行すると、指を動かしにくくなることがあるため注意が必要

4️⃣ 手首の可動域制限

  • 固定後も適切なリハビリをしないと、手首の可動域が狭くなる
  • 手をつく、物をつかむ、ひねる動作が困難になる可能性がある

🔸 変形治癒や後遺症に注意!         

変形治癒のリスク

スミス骨折は、整復後に適切な固定をしないと「変形治癒」する可能性があります。
🔹 手首が手のひら側に曲がったまま治る(ガーデンスペード変形が残る)
🔹 手首の角度が正常でなくなるため、力が入りにくくなる
🔹 日常生活での手のひねり動作(ドアノブを回す、瓶を開けるなど)がしにくくなる

後遺症としての可動域制限

スミス骨折後は、手首の可動域が制限されることがあります。
🔹 手首の曲げ伸ばしや回旋動作がしにくくなる
🔹 特に「手のひらを上に向ける動作(回外運動)」が制限されやすい
🔹 リハビリを怠ると、関節拘縮(関節が固まる)が起こる

関連する合併症

  • 手根管症候群(神経圧迫によるしびれ)
  • 複合性局所疼痛症候群(CRPS:痛みが長引く症状)
  • 腱損傷による手指の運動障害

🔹 ごとう整骨院での対応          

ごとう整骨院では、整形外科と協力しながら、スミス骨折の整復・リハビリをサポートします。

1. 初期対応(整復・固定)

  • 骨折部位を適切に整復し、必要に応じて整形外科でのレントゲン検査を手配
  • ギプス固定やシーネ固定を行い、適切な位置で骨癒合を促す
  • 手首周辺の腫れを抑えるためのアイシング・圧迫処置

2. 固定後のリハビリ・回復サポート

  • 関節の可動域を取り戻すためのストレッチ・運動療法
  • 手首や前腕の筋力を回復させるトレーニング指導
  • 温熱療法(ラジオ波など)を用いた血流改善施術

3. 再発予防のためのアドバイス

  • 転倒予防のためのバランストレーニング
  • 手首の保護(サポーター・テーピング)
  • 骨粗しょう症の予防(食事・生活習慣の指導)

🔸 まとめ                 

スミス骨折は、手のひら側に変形する橈骨遠位端骨折で、手首の痛み・腫れ・変形を伴います。
神経圧迫によるしびれや、可動域制限などの後遺症に注意が必要です。
適切な整復と固定、リハビリを行うことで、手首の機能をしっかり回復できます。
ごとう整骨院では、整形外科と協力しながら、骨折の回復と後遺症予防をサポートします。

💡 手首の痛みや変形を感じたら、早めにご相談ください!

 

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ごとう整骨院 院長

柔道整復師 後藤大

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