スミス骨折(橈骨遠位端骨折・掌側転位型)の症状と注意点
🔹 スミス骨折とは?
スミス骨折(Smith骨折)は、手首(橈骨遠位端)が手のひら側(掌側)にずれる骨折を指します。これはコーレス骨折(手の甲側への変形)とは逆の方向に変位する骨折であり、比較的まれなタイプです。
この骨折は、転倒時に手の甲を下にして地面に強く衝突することで発生することが多く、手首の強い痛みや腫れ、変形を伴うのが特徴です。整復後も手首の可動域制限や神経障害が後遺症として残ることがあるため、適切な治療とリハビリが重要になります。
🔸 スミス骨折の主な原因
✅ 転倒時に手の甲を下にして着地した際の衝撃
✅ スポーツや交通事故などで手首を強く打った場合
✅ 高齢者や骨粗しょう症の方の骨の脆弱化による骨折
✅ 手首を強く捻ったり、強い力がかかった場合
🔹 スミス骨折の症状(詳細)
1️⃣ 強い痛みと腫れ
2️⃣ 手のひら側への変形(ガーデンスペード変形)
3️⃣ 手指のしびれや感覚異常(正中神経障害)
4️⃣ 手首の可動域制限
🔸 変形治癒や後遺症に注意!
✅ 変形治癒のリスク
スミス骨折は、整復後に適切な固定をしないと「変形治癒」する可能性があります。
🔹 手首が手のひら側に曲がったまま治る(ガーデンスペード変形が残る)
🔹 手首の角度が正常でなくなるため、力が入りにくくなる
🔹 日常生活での手のひねり動作(ドアノブを回す、瓶を開けるなど)がしにくくなる
✅ 後遺症としての可動域制限
スミス骨折後は、手首の可動域が制限されることがあります。
🔹 手首の曲げ伸ばしや回旋動作がしにくくなる
🔹 特に「手のひらを上に向ける動作(回外運動)」が制限されやすい
🔹 リハビリを怠ると、関節拘縮(関節が固まる)が起こる
✅ 関連する合併症
🔹 ごとう整骨院での対応
ごとう整骨院では、整形外科と協力しながら、スミス骨折の整復・リハビリをサポートします。
✅ 1. 初期対応(整復・固定)
✅ 2. 固定後のリハビリ・回復サポート
✅ 3. 再発予防のためのアドバイス
🔸 まとめ
✅ スミス骨折は、手のひら側に変形する橈骨遠位端骨折で、手首の痛み・腫れ・変形を伴います。
✅ 神経圧迫によるしびれや、可動域制限などの後遺症に注意が必要です。
✅ 適切な整復と固定、リハビリを行うことで、手首の機能をしっかり回復できます。
✅ ごとう整骨院では、整形外科と協力しながら、骨折の回復と後遺症予防をサポートします。
💡 手首の痛みや変形を感じたら、早めにご相談ください!
当日予約はお電話(0227398139)によるお問い合わせにご協力ください。
ごとう整骨院 院長
柔道整復師 後藤大